
我が家の庭で、逞しく根を広げるこの花。
ほんの1株植えただけなのに、1年経ってこんなに広がりました。
長らく名前が判らなかったのですが、宿根の「バーベナ」でした。
根を広げて繁殖する草は、時に嫌われることもありますが、私はこの花、大好きです

バーベナも品種改良によって、もっと大きく鮮やかな花弁を付けるものがありますが・・・
原種系バーベナの、小さな花弁が集まる様は、実に美しく思います。

こちらは先日、妻が義母と
鉢植えにしたバーベナ。
赤、白、薄紫と、こちらは色とりどりです。

こちらも妻と義母が鉢植えにしました。
サルビアです。
この花の付き方で一見して分かるとおり、サルビアはシソ科の植物(シソ科・アサギリ属)。
こちらのサルビアなんか、同じくシソ科のイングリッシュ
ラベンダーに似てませんか?
花は下から上へと咲いていきます。
茎に米粒のようなものが連なってますよね。
実はこれ、咢(がく)なんです。
花の付け根に付いている咢(がく)は、たいていの植物では緑色をしてますが、サルビアなどシソ科の花では咢(がく)も色づいて
キレイです。
中央の茎の一番下は、花弁が抜け落ちて咢(がく)だけが残った状態。
その一つ上の段は、現在開花中で花弁が咢(がく)の中から飛び出しています。
それより上の段は、これから咲くところです。

こちらのサルビアは花弁と咢(がく)との色がはっきりと異なるから、そのことがより分かり易いと思います。
また、花弁が筒状なのも特徴の1つ。
他の花ならば5枚ある筈の花弁が一体化していて、上唇と下唇の2枚構造で筒を形作っています。
サルビアの仲間は花の奥に甘い蜜を忍ばせていて、この蜜が欲しければ筒に入って来なければなりません。
シソ科は本来4本の雄しべを持っていますが、サルビアはそのうち2本が退化して短く、花粉も付けなくなっています。
花粉を付ける雄しべは、花蜂たちの進入を邪魔しないよう、筒の内壁に沿うように位置し、道を明けています。
サルビアのすごい秘密はここから。
ハチドリのくちばしや花蜂が、蜜を求めて筒に入ってくると、退化した雄しべを自然に押してしまいます。
すると、この退化雄しべと花粉つき雄しべとは線で結ばれていて、ばね仕掛けのようにして花粉つき雄しべが降りてくる!
すると、蜂のカラダやハチドリのくちばしに花粉がしっかりと付着させ、他の花に飛び立って受粉してもらうというわけです。
そもそもサルビアは、雄しべが先に花粉を付け、その後に雌しべが受粉できるようになります。
雄しべと雌しべとで成熟のタイミングがずれるワケで、これを「雄性先熟」というそうです。
つまり、同じ花の中の雄しべと雌しべとで自家受粉することを避けているといえます。
虫たちにしっかりと花粉を付着させるカラクリと併せて考えると、その巧妙で絶妙な進化の形態に感心させられますね。

こちらはビジョヤナギ(美女柳)。
まさにこれから咲き誇ろうと、たくさんの蕾が時を待っています。
が、1つだけ、今日、花を開かせました。
黄色い花弁の中に、無数の黄色い雄しべがふんわりと立ち上がる姿は、なんとも優雅で美しい。
昨夜、金曜ロードショーで「
ナウシカ」をやってました。
ラストにオームの群れが一斉に金色の触手?を伸ばしてナウシカを持ち上げるシーンがありますよね?
なんだかそれを連想してしまいました。

ヒメシャラ(姫沙羅)の花の蕾です。
かなり葉が生い茂り、とても元気な我が家のヒメシャラ。
どんな花を見せてくれるのか楽しみですが、これから夏に向けて、毒毛を飛ばすチャドクガが心配。
怠りなく警戒しないと、小さな
子供もいるので危険です。

ギンバイカ(銀梅花)も蕾がはちきれそうに膨らんでいます。
我が家の庭先は、まだまだ花を楽しむ季節が続きます。
posted by 加持リョウジ at 23:51| 東京

|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
季節の花々
|

|